こんにちは!シンガポールよりラバです!
春節(旧正月)はたくさんの中国人の方々が世界各国に旅行されたようですね。
その一方で、新型コロナウイルスの悲しいニュースも続いていますが。。。
先日こんなツイートをしましたが、ここシンガポールでも感染者が増えています。
シンガポールでのコロナウイルス対策が本格化してきた。うちの会社でも朝と午後の体温チェックがマストになった。早くこの騒ぎが収束することを願う。。。
— ラバ@元シンガポール駐在員 (@raba_life) 2020年2月10日
この騒ぎ、いつになったら収束するのでしょうか。
このまま長引きそうで嫌ですね。。。
今回は、そんな暗い気分を吹き飛ばす、
春節(旧正月)明けにシンガポール・マレーシアのみで食べられる料理を紹介致します!
この2か国でしか食べられない、貴重な料理ですよ!
その名も、
Yu Sheng(ユーシェン)です。
写真はこちらです。
見た目はカラフルで鮮やかですね。
実は、これは完成形ではないんです。
これに、魚や海藻などを乗せます。
下記の順番で乗せていきます。
①ライムを絞った魚(サーモン)を乗せる
②シナモンパウダーとコショウをかける
③専用ソースとピーナッツオイルをかける
④海藻を乗せる
⑤ゴールドクラッカーを乗せる
以上です。
そしてこのYu Shengで面白いことは、
食材一つ一つに意味が込められることです。
例えば下記です。
①魚:幸運とスムーズな航海
②コショウ:富と宝を引き寄せる
③ソース・オイル:あらゆる方向からお金が流れてくる
④ゴールドクラッカー:床全体が金で満たされる
などなど。
食材に意味を持たせるとはまさに、おせちですね。
お金に関することが多いですね。
春節(旧正月)明けのおめでたい時期に、今年一年の発展を祈念して食べるものなのです。
食材の意味を確認しながら順番通りに色々な具材を乗せ、
これで完成です!
クラッカーが表面を覆ってしまい華やかさは無くなりましたが、これでOKです。
そして、食べる前に行う大事な儀式があります。
それが「Lo hei!!」(すくって!)と言いながら、
Yu Shengを上に持ち上げることです。
みんなで、箸を一斉に突っついて、
「Lo hei!!」「Lo hei!!」「Lo hei!!」
と大きな声を出しながらYu Shengを持ち上げます。
この時、高ければ高いほど縁起が良いです。
なんでも、この高さは今後の成長の高さにつながるとのことで。
僕も一生懸命高く持ち上げました!
みんなで派手に行うので、テーブルはYu Shengの食材で散らばりまくってます。
日本だったら「行儀が悪い!」と言われてしまいそうですね。
安心してください。
ビニールシートを敷いてテーブルを守ったのと、
シートの上に落ちた食材もちゃんと食べました!!
こういう派手な文化がシンガポールらしいし、日本との文化の違いで面白いですね。
肝心の味ですが、美味しかったです。
サーモンにシナモンパウダーなど、食べる前は
合うのか。。。?
とかなり不安でしたが、食べてみると意外イケます!
クラッカーの食感も相まって、いい感じです。
総合的に見て、美味しいし、何より異文化に触れられて楽しいです。
ちなみにこちらのYu Shengですが、
ミシュラン一つ星レストランの莆田(PU TIEN)のものでした。
こういう説明書もありました。
どうりで美味しいわけだ。。。
ちなみにスーパーでは30ドル≒2300円ほどで売られていました。
皆さんも、もし春節明けにシンガポールに来ることがありましたら、
「Lo hei!!」と言ってる人を探してみてください。
それではまた!!