大企業の管理職ってとにかく会議が好きです。
ことあるごとに会議を開きたがります。
そして、それはテレワークになって加速していると感じます。
最近、会社であった話をします。
本部長から課長に「毎日、問題や課題を話し合う場を10分でも設けたらどうだ?」と指示が下りました。
それを以て課長が各担当にヒアリングしたのですが、満場一致で「不要」という回答でした。
理由はいろいろありますが、
1.目的が明確でない会議を開く必要性が分からない
2.いざ話し合ったら絶対10分じゃ終わらない
3.各担当で仕事内容が違うのに一同に集う理由が分からない
4.問題や課題は会議を待たず、すぐに話し合うべき
5.その時間があったら少しでも仕事を進めて早く切り上げたい
などが挙げられます。
個人的に「4.問題や課題は会議を待たずに、すぐに話し合うべき」が大きいです。
例えば、毎日夕方に問題や課題を共有するとなった場合、午前中に発覚した問題も夕方に話し合うことになります。
それって5時間程度タイムロスが生じ、全然タイムリーに対応できてないですよね。
結局、午前中にも話し合い、夕方もなぜか話し合うという無駄が生じます。
そんな日々が続くうちに、毎日の定例会をやること自体が目的となって、問題や課題を話し合うことも無くなります。
まさに手段の目的化ですね。
という懸念から、ボスに「毎日の定例会ではなく、都度話し合うことにしました。」と伝えたのですが、
ボスは「いや、出来れば毎日話し合ってほしい。毎日ミーティングするかどうかもう一ミーティングして議論してくれないか?」
・・・ん?
なんですと?
ミーティングするかしないかを話し合うミーティング?
なんじゃそりゃ!?
思わず吹き出しそうになりました。
一度結論を出した話なのに、なぜもう一度話し合うのか。。。
しかもミーティングするべきか話し合うミーティングってなんやねん。
挙句の果てに「やることに意味があると思うんだ」
とお決まりの言葉が出ました。
やること自体には意味はないよー。まさに手段の目的化だよーそれ。
ここまでくるともはや会議病ですね。
長年会議ばっかりしすぎて、会議をしないと仕事をした気にならないという病気です。
ボスは50代半ばなので、やっぱりそういう考えなのかなーと、年齢に当てはめるのは良くないですが考えてしまいました。
まぁ正直、テレワークだとただ監視するだけの管理職って不要ですもんね。それで焦ってるのかもしれません。
いずれにせよ、仕事をいったん止めなければならないので毎日の無意味なミーティングは無しの方向で進めたいと思います。
皆さんの会社ではどうでしょうか?
この手の困った上司が少なからずいるのではないでしょうか?
今はテレワークで各人がどれだけ仕事をしているかが浮き彫りになってきています。
かつての働き方から脱却してより効率的に変革するべく、無駄だと思うことは断固反対していきましょう。