クロス・マーケティング社が男性の育休についてのアンケート結果を発表しました。
対象が20~69歳の男女ということなので、ほとんどが社会人に当たりますね。
つまり、会社勤めの方が一番ボリューム層になっているだろうと思います。
そういう視点でアンケート結果を見ると、やはり8割の男女が男性の育休取得に好意的というデータが目を引きます。
ただ実際はそこまで取得率は高くないですよね。。。。
これは、アンケートに答えられた方々が「もちろん育休を取れるなら取った方が良いとは思うけど、実際自分のこととして考えると取得は難しいなー」と考えている方が多いのではないかと思います。
まぁそりゃそうだよなと。
「会社の雰囲気的に。。。」や「育休を取ったらその後の待遇が不安で。。。」などの悩みはあるでしょうからね。
今回のアンケート結果で個人的に一番目を引いたのは、最も育休を取得したい/取得してほしい期間です。
もう育休を取ることは前提として、実際どの程度取得したいのかのボリューム層を知れるのはありがたいです。
結果は1~3か月で14.1％した。
なるほど。。。
なんか1週間だけ育休を取って「育休取ったぜ」という男性もいますが、やはりそういう短期取得は微妙ですね。
確かに育休というか「ただのGWだろ」って感じがしますからね。
逆に育休期間を目一杯取得したいのかというと、そうでもないと。
やっぱり子育てにはお金がかかりますから、もちろん育児休業給付金をもらうにしてもその後のキャリア、収入を考えるとまだフルで育休を取るのは難しいということですかね。
育児に集中できて妻を助けられて、かつ会社との調整も上手くいきやすいであろう最適解として1~3か月が選ばれているのだと思います。
いやー、大変参考になります。
会社側からしても、新制度となるとまだ身の回で経験が無くデータも無いですから、こういうアンケート結果を判断材料にできるのはありがたいでしょう。
今後も、こういうアンケート結果が出てくると思いますし、23年度からは1,000人以上の企業の育休取得率公表が始まります。
周囲の目を気にし、「みんながやってるなら僕も」精神の日本人であれば絶対に気になるでしょうから、どんどん新しいデータが出てくることを期待します。
そうすれば、最初に申し上げた「会社の雰囲気的に。。。」など育休を取得したくても出来ないような方が減っていくでしょう！
