シンガポールで教育に関するニュースが入りました。
教育担当大臣によると、2028年までに導入予定であった「中学生全員にパソコンもしくはタブレットを持たせる」という政策を、
新型コロナの影響で来年までに実施するよう進めるとのことです。
www.channelnewsasia.com
これは非常に素晴らしいニュースだなと感じました。
日本では教育格差が度々話題になっていますよね。
私立の生徒はIT化が進んでてコロナ禍でもどんどん教育を受けている中、
公立の生徒は「家で勉強してください」と言われるだけだったりと。
シンガポールでも同様の問題が起こっており、親の所得によって教育格差が生まれています。
シンガポール政府はそういった課題を解決するべく、早期にパソコンもしくはタブレットの支給を進めるようです。
支給の形は貸付のケース、無償のケースとあるようです。
いずれにせよ、子供たちが安心して教育を受けられる社会の実現を目指すようですね。
最近家で働くことをWFH(Working From Home)と言いますよね。
これからシンガポールの生徒たちはHBL(Home-based Learning)がトレンドになるようです。
「そんなこと言って、学校はいらなくなるのか?」と思われるかもしれませんが、シンガポール政府はそこまでHBLは万能じゃないと考えているようです。
あくまでHBSは学校の副次的なもので、学校から完璧に置き換えることはできないと。
確かに、学校で学べることは学問以外にコミュニケーションなどの社会性も非常に重要ですからね。
ここまでニュースを読んで、おーシンガポールさすがだなーと感じましたし、シンガポールで子供を育てたいという方が増えるのではないでしょうか?
僕ももし子供が出来たら、シンガポールで育ててみたいと思いますね。
と申しますのも、シンガポールに住んでいた時に駐在員の方の息子さんがインターナショナルスクールに通われてたんですよ。
最初は「大丈夫かなーうまく溶け込めるかなー」と不安だったそうですが、見事に溶け込んで元気に学校に通われてるそうです。
しかも、シンガポールは人種のるつぼで英語・中国語・マレー語など幅広い言語が浸透していますよね。
その息子さんも気づいたら英語と中国語を話していたそうで、大変驚かれてました。
子どもの順応力ってハンパないなと改めて実感しました。
そのうえITリテラシーも高まるとなればこりゃシンガポールの教育って最強じゃね?と思ってしまいます。
1年通うだけでもだいぶ違うんじゃないかなと思います。子供の1年ってそれだけ大きいです。
ここまでシンガポールを礼賛することばかり述べてきたのですが、やっぱり国の小ささが大きく関係してるかなーと感じました。
もちろん日本も同様にスピード感を持って政策を進めてほしいです。
でも、日本の規模とシンガポールの規模は全然違うので、僕は一概に日本はシンガポールを真似ろ!とは言えません。
とはいえ、参考にはしてもらいたいですけど。。。
ただ国家間で教育格差は広がるでしょうね。
これだけスピード感のある国と日本のように慎重に政策を進める国では、同じ政策でも時差が数年単位で生じるでしょう。
各国の行き来がまた出来るようになったら、教育のために日本を出るという方も増えてくるかもしれませんね。
国境なんて関係なしにベストな環境を求める、それこそ「グローバル」という言葉の持つ意味ですし。
僕も仕事において日本がベストなのか、日々考えながら自分の人生をより豊かにできるよう動いていこうと思います。
こちらの本にシンガポールの教育システムも書かれています。
実は、子どもにとっては結構シビアな環境です。
早い段階で将来が決まってしまうような仕組みです。
僕も読んで「おーこれは大変だ」と。
とはいえ、そういう環境を生き抜く人間は強いよなと感じました。
良かったら読んでみてください。