こんにちは!シンガポールよりラバです。
皆さんは、配車アプリのGrabをご存知ですか?

恐らく、東南アジアに住んでいる方はご存知だと思いますが、
それ以外の地域に住まれている方はご存知ないのではないでしょうか?
それではUberはご存知ですか?

こちらは皆さん、聞いたことがあると思います。
今では日本を含む世界中で使える配車アプリです。
もはやこれ無しでは旅に出られないぐらいぐらい便利です。
Grabは簡単に言うとUberの東南アジア版です。
Uberもかつては東南アジアで使えたのですが、
数年前にGrabに東南アジア事業を譲渡し、Uberは東南アジアから撤退しました。
今日は、Grabについて、メリットと使いやすかった国(都市)について述べていきます。
Grabのメリット
大きく下記3点です。
①交渉不要
②タクシーより安い
③現金不要
①交渉不要
皆さんも、海外でタクシーに乗る際にハードな交渉をされたことがあるのではないでしょうか?
僕自身、ぼったくられて悔しい思いを何度もしてきました。
Grabはあらかじめいくらかかるかアプリ上で分かります。
なので、ドライバーとの無駄な交渉はありません。
これによるストレス軽減の効果はハンパないです。
②タクシーより安い
Grabはそのビジネスが効率が良いからか、結構安いです。
流しのドライバーとどれだけ交渉しても、その値段にはならないかも、というぐらい安いです。
交渉不要でも高かったらユーザーは増えませんので、価格も抑えているのでしょう。
③現金不要
Grabにクレジットカードを登録しておくと、
ドライブ後に自動的に引き落とされるので、
ドライバーに現金を渡す必要がありません。
これにより、旅先で用意する現金を減らすことが出来ます。
海外は日本より犯罪率が高いこともしばしばです。
財布を盗まれたら大変です。
持ち歩く現金は少ないに越したことはありません。
以上でメリットの説明を終わります。
僕はこれまでシンガポール、マレーシア、タイ、フィリピン、ベトナム、ミャンマー、インドネシアの7か国でGrabを使ってきました。
次は、その中でどの国(都市)が使いやすかったか、ランキングにしてみました。
これは、
各国の渋滞状況と深く関わっています。
あくまで僕個人のランキングですが、
今後東南アジアに行かれる方の参考になれば嬉しいです。
それでは、早速見ていきましょう!
Grabを快適に使えた国(都市)ランキング
1位:ミャンマー(ヤンゴン、マンダレー)
まさかの1位がミャンマーです!!
恐らく、多くの方がシンガポールだと思ったのではないでしょうか?
だって、ミャンマーって東南アジアの中でも発展が遅れてる方でしょ?と。
確かに、その通りです。
でも、これは僕がヤンゴンとマンダレーで実際に使ってみた結果です。
まず、Grabを起動したら1秒以内にドライバーが見つかります。
そして、大体2分以内に到着します。
朝の4時半でも1秒以内に捕まえられました。
これは、裏を返せばそれだけドライバーが溢れているということですね。
きっと、Uberがミャンマーの雇用をかなり支えているのだと思います。
写真はヤンゴンのシュエダゴン・パゴダ です。
気になる方は、是非下記記事から参考にしてみてください。
2位:シンガポール
こちらは、間違いないですね。
東南アジアでズバ抜けて発展している先進国です。
しかも日本より治安が良いとも言われています。
国土が狭いことによるスピーディーかつ大胆な意思決定を政府が行うからだと思っています。
明るい北朝鮮とも言われてますが。。。
シンガポールも、Grabを起動すれドライバーを捕まえて5分以内に来てくれることがほとんどです。
たまに5分以上かかりますかね。
全く問題ないのですが、個人的にはミャンマーが驚きの使いやすさなので、2位になりました。
写真はチャンギ空港隣接のJEWELにある世界最大の屋内人工滝です。
良かったら、下記記事を参考にしてみてください。
3位:ベトナム(ホーチミン)
ホーチミンしか行ったことがないのですが、ベトナムも相当使いやすいなと感じました。
ミャンマー 、シンガポールほどではないですが、到着も早いです。
個人的に助かったのは、スコールで100mぐらい先に行きたくても行けなくなった時に、Grabを起動したらすぐにドライバーが来てくれたことです。
ドライバーにとってはほとんどお金にならなかったと思いますが、ほんと助かりました。
写真は『奇界遺産』の表紙になったスイティエン公園です。
気になる方は、下記記事をご参考にして頂けると嬉しいです。
4位:マレーシア(クアラルンプール、ジョホールバル、イポー、マラッカ、ペナン)
東南アジアでシンガポールの次に発展している国、マレーシアです。
既に多くの場所でGrabを使用できる状態になっています。
これはマレーシア旅行をする際に、非常にありがたいですね。
ただ、大都市クアラルンプールでは、渋滞が発生する時間帯は車が到着するまで結構待ちました。
夕方の通勤時間帯は、早めの行動が良いと思います。
クアラルンプール以外の場所では、特に困ったことはありませんでした。
写真はマラッカのモスクです。
興味のある方は下記記事を参考にしてみてください。
5位:インドネシア(ジャカルタ、ジョグジャカルタ)
世界でも特に有名な渋滞都市、ジャカルタがあるインドネシアです。
以前、「道路の面積より車の方が多い」と聞いたことがあります。
カオスすぎる。。。
ジャカルタの渋滞は未だに健在で、Grabでドライバーが見つかっても10分以内に来れるかは微妙です。
バイクが車の間をするするとすり抜けていこうとするので、渋滞がより深刻になります。
インドネシアではバイクタクシーアプリのGojekというのがあるぐらい、バイクが普及しています。
ジャカルタに行かれる方は、時間に余裕を持って行動しましょう!
世界遺産ボロブドゥール遺跡があるジョグジャカルタは、ジャカルタほど渋滞はひどくありません。
ただ、Grabを起動して周りに車がいることが分かっているにも関わらず、
何回やっても「ドライバーが見つかりません」と出てきたことがありました。
あまりやる気ないのかなーと思いました。
写真はボロブドゥール遺跡の朝焼けです。
気になる方は下記記事を参考にしていただければと思います。
6位:タイ(バンコク、チェンマイ)
日本人が大好きな国、タイです。
僕も好きです。
料理美味しいし見どころ多いし。
バンコクはもはや大都市ですよね。
ただ、そのせいかバンコクは深刻な渋滞に悩まされています。
Grabを起動してドライバーが見つかっても、
かなり時間を要することが多いです。
Grab側も気を利かせてくれて、
「15分待ってもドライバーが到着しなければ35バーツ≒100円引き」
になったりします。
そのせいか、ドライバーがキャンセルしてくることもしばしばあります。
急いでいる時に10分待ってキャンセルされたら、
発狂しそうになります!
キャンセルするぐらいなら最初から承認しなければいいのに。。
僕も友達も過去に何回もキャンセルされています。
なので、バンコクを旅される方はお気をつけください。
コムローイ祭で有名なチェンマイは、
バンコクほど混んではいません。
ドライバーが見つかって、大体10分以内に到着すると思います。
写真はチェンマイで行われるコムローイ祭りの様子です。
ディズニーのラプンツェルのモデルになりました。
気になる方は下記記事を参考にして頂けると嬉しいです。
7位:フィリピン(マニラ)
最下位7位はフィリピンのマニラです。
これはですね、非常に深刻です。。。
僕の経験をお話します。
平日の午後15時半ごろ、マカティというビジネス街から空港へ向かおうとしました。
Grabを起動しドライバーを捕まえられたのは良いのですが、
ピックアップまで8分のところ、いつまで経ってもドライバーが来れそうな気配がありません。
理由は、慢性的な渋滞です。
マニラの渋滞は本当にひどいです。
ジャカルタよりひどいかもしれません。
結果、8分のはずが45分かかりました。
6倍近く待ちましたね。
そもそもマカティから空港まで地図上では20分ほどです。
ただ結果的にGrabを起動してから1時間半ぐらいかかりました。
これは最悪のケースですが、10分以内に到着することは少ないと思います。
また、混むのでドライバー自体が嫌がって、
「ドライバーが見つかりません」となる可能性もあります。
マニラは車で移動するしかないので、
他の手段がありません。
くれぐれも、お気をつけください。
フィリピンのマニラは仕事でしか行ったことが無く、記事が無いです。
すみません。。。笑
まとめ
こうしてランキングにしてみると、
東南アジアの中でも経済発展がこれからの、ミャンマー、ベトナムが意外と上位にいることが分かりました。
またジャカルタ 、バンコク 、マニラの東南アジアを代表する大都市は、人口増加、経済発展に対するインフラ整備が追いついていないことが原因だと分かります。
ミャンマー 、ベトナムも、これから発展していけば同じように渋滞が深刻化してくるかもしれません。
今後どのように変わっていくのか、
僕自身もたまに各国を回りながら、肌で感じていきたいなと思います。
この記事が、これから東南アジアを旅する方々の参考になれば嬉しいです。
それではまた!!